金属としての金

金について語るのであれば、まずは「金という金属」についてもどうせなら知っていただこうということで、ここでは「金という金属」についてちょっとばかりご紹介したいと思います。
 金の元素記号は「Au」です。別に携帯電話の会社ではありません。まあ、そういった金属の特性についてあまり深くまで掘り下げすぎると、少々難しい話になってしまうので、もう少し簡単なお話をします。

 

 で、金。金という金属がなぜ「高価な金属」であるのか、これはおそらくみなさんも一度は考えたことがあるのではないでしょうか?高価であるということは、それだけ希少価値が高いのは想像がつくと思いますが、その希少性の根拠は、「金は(基本的には)劣化しない」ことで知られる金属だからです。ですから、金には「中古品」がありません。
 また、金の純度を調整しやすいために、合金加工がしやすく、工業製品としても非常に使い勝手がよいという部分も見逃せません。さらに、すでにご存知のとおり、金というのは金属としては非常に柔らかい物質ですから、分離分割しやすい、さらには金単体でも加工しやすいという面もあります。

 

 

 それに、金は国境に関係なく価値を見出されている数少ない金属でもあります。もちろんその根拠となるのが、上に述べたような金属的特性の部分が大きいです。
 オリンピックでも、表彰台の一番高いところに登ることができる選手に与えられるのが「金メダル」であるように、その価値の認識は万国共有のものがあるのです。そして、太古の昔から貴重であると認識されていたわけですから、ある意味「価値の基準」となってきた歴史も金にはあるのです。