シングルモルトの人気が急騰

スコッチ・ウイスキーと言えばジョニーウォーカーやシーバスリーガルなどに代表される、いわばブレンデッド・ウイスキーが有名です。ブレンデッドというのは混ぜ合わせたという意味があり、この場合はウイスキーの原料である、モルト(大麦麦芽)とグレーン(とうもろこし)を混ぜ合わせたものを言います。ブレンダーという専門の職人が何と何をどれくらいの割合で混ぜ合わせるといい味になるか研究し、その結果完成されたものが製品となり、市場に出されることになります。ブレンデッド・ウイスキーはブレンドの妙が命と言っても過言ではありません。これに対しシングルモルトというのはモルトウイスキーの範疇に入り、一つの蒸留所で造られたものを指します。

 

シングルモルトは、ブレンドされることを前提に造られているので、未完成のウイスキーだという見方が支配的でしたが、特有の個性というか乙な味わいがあるという評判も同居していました。最近シングルモルトの人気が急増しているというのは、個性ある味わいを求めている人が多いからではないでしょうか。一つの蒸留所で造られたウイスキーを瓶詰めするということは、その地ならではの水が使われ、作り方もそこだけの方法がとられ且つ熟成する樽もその地で作られたものが使われるということになります。そしてなによりその土地の気候風土が育むことになるので、もはや、ここでしかできない希少性のあるウイスキーと言えます。

 

そんじょそこらでは手に入らない代物という感覚が、美味しさを引き立てるのかもしれません。一方で、ブレンデッド・ウイスキーに、少々マンネリを覚えている人が増えつつあることが要因になっているのではないでしょうか。

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